平成26年度租税滞納状況について 国税庁
平成27年8月に国税庁ホームページに「平成26年度租税滞納状況について」が掲載されました(*滞納とは、国税が納期限までに納付されず、督促状が発付されたものをいいます。)。
平成26年度租税滞納状況を見ますと、10,646億円(全税目)となっており、平成元年から平成26年の間で、最も少ない金額となっています。新規発生滞納額5,914億円に対し、整理済額6,681億円と767億円上回っています。滞納額は、平成10年(28,149億円)をピークに、毎年減少しています。
平成26年度の滞納発生割合(新規発生滞納額(5,914億円)/徴収決定済額(53兆5,201億円))は、1.1%となり、この率も国税庁発足以来、最も低い割合となっています。
また、税目別に見ると、所得税が4,959億円と一番多く続いて消費税(3,477億円)、法人税(1,267億円)となっています。申告数に比例していると思われます。消費税の増税がありましたが、新規発生滞納額の増加額は170億円であり、それほど大きな影響が出たわけでは無いようです。