税務・会計情報

助成金改正情報

 社労士の大城です。いよいよ確定申告業務も大詰めを迎えました。今週金曜15日が申告期限日となっていますので、申告をされる方はお忘れないようにご注意下さい。この繁忙期の中、先週の日曜に駿府マラソンに参加してきました。練習不足の影響で目標タイムを達成することは出来ませんでしたが、それでもなんとかハ-フを2時間弱で無事に完走。次回の焼津みなとマラソンでこの借りを返したいと思います。

 さて、今回も前回に引き続き助成金についてご紹介します。平成25年度はこちらの助成金が柱になりそうです。
 厚生労働省では、平成25年度から、若年者・非正規雇用労働者の就職や能力開発を促進するため、採用や人材育成、企業内でのキャリアアップに取り組む事業主を、3つの事業で支援します。優秀な人材の確保・定着のため、従業員の労働意欲向上のために、これらの支援策が役に立ちそうです。

*なお、平成25年度予算成立後から「若者応援企業宣言事業」のマッチング支援、「キャリアアップ助成金」の申請の受付が開始されます。

(支援策の概要)
「若者応援企業宣言事業」 
 若者の採用・育成に積極的で、次の基準を満たす中小・中堅企業が自ら「若者応援企業」を宣誓した場合に、労働局やハロ-ワ-クが若者とのマッチングを支援する事業です。

 1宣言を行うための主な基準
 ・労働関係法令違反を行っていないなど、一定の労務管理体制を整備していること
 ・ハロ-ワ-クに学卒求人または35歳未満対象の一般求人を提出すること
 ・自社で実施している若者のための社内教育やキャリアアップ制度などの情報を公表す
  ること
 2支援内容
 ・労働局・ハロ-ワ-クのホ-ムペ-ジに「若者応援企業」一覧を掲載し、PRに協力
 ・就職面接会などで、若者とのマッチングを重点的に支援

 「若者チェレンジ奨励金」(若年者人材育成・定着支援奨励金)
  35歳未満の非正規雇用の若者を雇い入れ、訓練を実施する事業主に奨励金を支給する  
  事業です。正社員として雇用することを前提に、自社内での学習(OJT)と座学(OFF
  -JT)を組み合わせた訓練を実施することが条件です。

 「キャリアアップ助成金」
  有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者など、非正規雇用の労働者のキャリアア  
  ップを行う事業主に包括的に助成金を支給する制度です。具体的には、以下の6つの
  取り組みが対象です。

  1支給内容
  ・正規雇用・無期雇用転換
  ・人材育成
  ・処遇改善
  ・健康管理
  ・短時間正社員
  ・短時間労働者の労働時間拡大

 これらの事業の詳細が明らかにされ次第、またご紹介したいと思います。

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